私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介

花花

Tigh Na Leigh  タイ・ナ・リー

Information
 Hosts  Chris and Bettina Black
 Address  22-24 Airlie Street Alyth Perthshire PH11 8AJ
 Telephone  01828 632372
 E−Mail  enquiries@tighnaleigh.com
 Web Site  Tigh Na Leigh
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2010年6月1日(火)〜6月4日(金) 3泊  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

1日(火) 夕

Tigh Na Leigh

今宵から3泊のB&Bタイ・ナ・リーのホステスBettinaは笑顔の素敵な肝っ玉母さんの雰囲気だ。ホストのChrisは静かなタイプだ。 B&Bにはこの組み合わせが多い。それが居心地の良い雰囲気を作っているのかもしれない。
ここはディナーも自慢のB&Bなのでまだ食事をしている客がいるダイニングルームを通りぬけてガーデンに案内される。 Bettinaがデザイン・コンセプトを一生懸命に説明してくれる。さすがに”庭師の国”だ。発想が壮大だ。
花の名前など訊ねるとBettinaからもRHSの「A‐Z Encyclopedia of GARDEN PLANTS」を薦められる。わざわざ妻のメモ帳に発行元、本の名前、編集者名と共に "over 15,000 plants 6,000 photographs"と書きこんでくれた。帰国後直ぐに求めたことは既に述べた通りだ。
見事に巨輪のポピーに感嘆していたら、無造作に3輪ほど手折ってプレゼントしてくれた。滞在中部屋に飾った楽しんだ。
シッティングルームに戻りシングルモルトをいただきながらしばし歓談する。シングルモルトをサービスしてくれたのは、レストランへ行く前に、 「ナイトキャップが切れてしまったので、酒屋はどこか」と訊ねると「シングルモルトならスコットランド最小の蒸留所を紹介するから明日そこで求めなさい」と言い、 「今夜の分は、そこの10年物で良ければサービスする」ということになっていたのだ。遠慮なくご馳走になる。お蔭さまでよく眠れた。

2日(水) 朝

Tigh Na Leigh

今日から本旅日記はアバディーン編に入ったが、タイ・ナ・リー のあるアリス(Alyth)はパース州(Perthshire)に属すし、 今日明日で巡るのはパース州とアンガス州(Angus)なのだが、便宜上アバディーン編で一括りした。悪しからずご了承を。
今朝もオレンジジュース、フレッシュフルーツ、ヨーグルトの後、フルスコティッシュだ。一口にフルスコティッシュというが、宿により少しずつ異なっており、 宿が変わる度に「ここはどんなんかな」と楽しみなのだ。ここはブラックプディングが付いてきた。そして、トーストがカリカリ三角でなくソフトな四角のままのトーストだ。
2面がガラス張りのガーデンに面した明るいダイニングでいただく。

Tigh Na Leigh

ところで、Tigh Na Leighはゲール語でHouse of the Physician、すなわち医者の家という意味だそうだ。 1873年に伯爵が医者のために建て、100年以上診察所として使われていた建物だ。外観はビクトリア調のタウンハウスを保ったまま改装されている。
ガーデンはBettinaが手塩に掛けて造ったものだ。
Bettinaが教えてくれたスコットランド最小の蒸留所のある街は今日最後の訪問地の予定だったが、蒸留所の営業時間を考えると、それでは閉まってしまう。 予定のコースを逆に回っても支障がないことを確認してピットロッホリー(Pitlochry)から始めることにした。

2日(水) 夕

今宵のディナーはタイ・ナ・リーでいただく。このB&Bの自慢はホストのChrisの料理とBettinaの持て成しなのだ。B&Bに戻ったのは予約時間にギリギリだ。 シンプルで清潔な部屋の様子と昨日ガーデンで摘んでいただいたポピーをカメラに収め、急いで着替えてダイニングに行く。 ソファーに導かれ、同年輩の常連客のご夫妻と食前酒をいただく。ガーデン巡りの旅だと伝えると、奥さんが近隣のお薦めガーデンを並べたてる。 部屋に戻って地図を取ってきて場所を示してもらう。記憶の範囲で、新情報の3ヶ所について手帳に書き下ろしてもらう。
後で調べたら1ヶ所は訪問予定のガーデンだったが、新情報の2ヶ所については明日の訪問予定に組み込む。

Tigh Na Leigh Tigh Na Leigh Tigh Na Leigh Tigh Na Leigh

メニューは今朝出発前に選んである。前菜は・ Melon and Palma Ham と・ Salmon and Bread そして、メインは・ Lamb steak with Potate and haricot bean と ・ salmon with boild potate and aspalagus だ。
料理としては極めてシンプルなものだ。素材を生かすというより素材に頼っていると評価した。これは一昔前のイギリス料理かもしれない。 言ってはなんだが、私に料理させたら、もう少し工夫するだろう。とはいえ、フランクで明るいBettinaの持て成しが楽しいディナーにしてくれる。 エドラダワー蒸留所訪問の報告など話は弾む。
デザートはチーズの盛り合わせとルバーブ(Rhubarb)のクランブルにバナナジュースだ。チーズにリンゴは合うと知っていたが、意外にブドウがとてもマッチした。 しかし、とてものこと完食出来る量ではない。ルバーブはBettinaが昨晩ガーデンを案内してくれた時、巨大な葉っぱの植物の名前を聞いたら 「これはルバーブよ。デザートにすると美味しいの」との会話があったのでオーダーしたのだが、いささか酸っぱ過ぎた。

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3日(木) 朝

天気は上々、暖かな朝だ。Bettinaの話では日中は18℃まであがるとのことだ。食事の前にガーデンを一巡りする。デザインコンセプトを聞いているから見ていて参考になることが多い。 白樺の林がとても清々しい風景を与えてくれる。ガゼボはまだ造ったばかりのようだ。植物に覆われるのは来年だろう。
昨日のディナーで顔馴染みとなったお客さんに挨拶をして、今朝もフル・スコティッシュ・ブレックファストを美味しくいただく。体調も上々だ。
ランドリー・サービスをお願いすると、袋を持ってきて「これに入れて部屋に置いて」とのこと、煩わしい洗濯から逃れて気分も上々、出発だ。

4日(金) 朝

Tigh Na Leigh

今年の旅は30泊32日の旅程だから15泊目の今日で前半が終了となる。タイ・ナ・リーに別れを告げ、正真正銘アバディーンに入る。
写真は左からタイ・ナ・リーの外観。玄関の右側の部屋が3泊した部屋。左側がリビングルーム(2枚目の写真)、ここでウエルカムのスコッチをいただいた。 次はダイニングの一隅のソファー、ここで常連さんからガーデン情報をいただいた。次が調理したブレックファストの前に自由にいただけるシリアルやフルーツ、 ジュースやヨーグルトのコーナー。外観に比べ斬新なデザインが明るい気持ちにしてくれる。
妻は食欲がないと言って、フルでなくハムとスクランブルエッグにした(写真右)。 Bettinaが近郊で採れたブルーベリーが美味しいから食べろとボールごと置いていくが、そんなに食べられません。
昨夜の電話番号騒動を知っているから「The School Houseが見つからなかったら、今夜は空き室があるから帰っておいで」 とからかわれて出発する。

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 Where to Eat  Hotel Lands of Royal  ホテル・ランズ・オブ・ロイヤル

B&Bのお薦めでホテル・ランズ・オブ・ロイヤルにやってきた。街を見下ろす高台にあるホテルだ。
外から見るとカントリーハウスといったところだが、中に入って驚いた。ロビーは広々して2階吹き抜けで、大きな暖炉と広い階段が素敵な雰囲気だ。
火の入った暖炉前のソファーで食前酒をいただきながらメニューを選び、準備ができるとレストランに案内される。優雅なものだ。

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選んだメニューはスターターが ・ Classic prawn Marie Rose with confit tomato and rocket salad と ・ Asparagus poched hens egg
メインが ・ Pan fried salmon with confit garlic mushroom and french style peas と ・ Chicken Dalontine with wedges onion and wild garlic and fondent potato
ホテルは16室と小さいので、レストランも10席程の小ぢんまりしたものだ。泊まり客と思われる方5、6組がディナーを楽しんでいる。アットホームな雰囲気だ。 料理の写真を撮っていると(勿論ボーイに確認し、隣の客の了解を取って)、笑って見ていた隣の客が「お撮りしましょう」と声を掛けてくれる。

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 Where to Eat  Hotel Lands of Royal  ホテル・ランズ・オブ・ロイヤル

Bettinaの一押しレストランだし、一昨日訪れて雰囲気も良く美味しかったので再びホテル・ランズ・オブ・ロイヤルに訪れた。 昨日と同じソファーで食前酒を飲みながらメニューを選ぶ。今日は2コースの"Tody's Special"に決める。
前菜は妻が・ Soup of the day served with homemade breads  私は・ Spring rall of confit duck with Asian jam and bitter leaves
メインは二人とも・サーモンの蒸し料理 サフランソース 生野菜と茹でたポテト添え だ。妻は昨日も一昨日もその前の日もサーモンだったはずだ。 確かにスコットランドの鮭は美味しいが、好きとはいえ、良く飽きないものだ。美味しかった上、リーズナブルなコースに大満足だ。

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食後はロビーに戻り一休み、豊かな気分だ。ホテルの横手の斜面にガーデンが広がる。フロントにお断りして入ってみる。小さなホテルだからさほど広いガーデンではないが、 変化に富むガーデンだ。クロッケーのローンも美しいく絵になる。

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花盛りなのはクレマチス、シャクナゲ、ルピナスだ。どうしてルピナスがこんなにすくすく伸びるのだろう。羨ましい。

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詳細は Web Site などでご確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

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